蘭の花を育てて、人としての安定と成長を感じる
蘭の花を育て始めたきっかけ
蘭の花を育てるきっかけは、主人が職場の方からもらってきたラン科のデンドロビュームが、さほど手をかけていないのに丈夫で何年も元気でいてくれていました。
忘れたころに慌てて水をやることや、寒い時期に家の中に入れたりするくらいで、冬になると可愛いつぼみをつけて、長い間花を咲いている姿がなんとも美しく、野性味もある姿にだんだん惹かれていきました。
その後で実家からラン科植物のセロジネを分けてもらって、花の咲く姿に野趣を感じ、少しずつ蘭を増やしていきたいと考えるようになりました。
蘭は時期によって安く売っている時があるので、その時を狙って、花後のマイクロ胡蝶蘭を買い、今は三種類の蘭を育てています。
まだ三種類ですが、花を咲かせるコツをつかんでから、徐々に種類を増やしたいと考えています。
蘭や他の花を育てる環境
蘭の園芸は、いただいた株がきっかけですが、もともと家に花や植物が絶えない家庭に育ち、父親が上手に育てていたので、身近に植物があることは自然な事でした。
ですので小さい頃から知っていて、育てることに関しては、大人になってから、より興味を持つようになったのだと思います。
始めはセンスがなくて枯らすことも多く、水やりの難しさをずっと感じています。
蘭以外の花も、鉢植えや球根、種から育てたりしています。
うまく行く時と行かない時があり、なかなか難しいなと思います。
蘭は心の支えになっている
植物は黙ってそこにありますが、やはり存在感があり、心がささくれたときに花を眺めると、気持ちがおだやかになります。
よく、子どもが大きくなって手がかからなくなった時に、ちょっと喪失感を覚えてペットを育てたくなると聞きますが、動物を飼えない環境なため、今から植物を育てることを勉強したいと思っています。
蘭の花を育てていると、小さなものに手をかける慈しみの感情が満たされていくような気がします。
また、蘭はもともと、野生では過酷な環境にいることが多いので、ある程度ほったらかしてもその方が株に良い場合もあるので、あまり手を掛けられない、忙しい人にも向いている園芸だと感じています。
冬場に家の中に入れること以外は、春から秋にかけては屋外で太陽と風を浴びせ、乾いた時にたっぷり水を与えていれば、時期が来ると花芽をつけてくれるので、たくましさにパワーをもらえたりします。
花は可憐で、しかも長い間咲き続けてくれるので、冬の間の家の中を彩ってくれて、また来年も咲かせようという目標を持つこともできます。
蘭を育ててみて心の安定と成長を感じる
蘭を育てていると、大人になると何でもかんでも人に話せるわけでもなく、気持ちの安定をはかるにも、難しいこともあるのですが、少し心にすき間が出来ていたのが、埋まったように感じます。
蘭の花や、成長期の株を眺めていると、生命力をもらうようにも感じます。
それなりに姿を整えようとして向きを変えたり、支えをつけたりすると、手をかけることで姿が美しくなるので、応えてくれるんだな、と感じもします。
また、家の中に植物があることが自然なことと感じさせてくれた、親にも感謝の気持ちを改めて持つようになりました。
やはり何かを育てている人は、人へも優しい方が多いし、自分もそうなれたらな、と思うことがあります。
-
前の記事
薬膳の取り入れ方と薬膳マイスターの資格について
-
次の記事
ベトナム料理は暑い季節こそ
コメントを書く