中国茶器で淹れる中国茶で体を浄化
中国茶はバリエーションが多彩
もともとコーヒーや紅茶が苦手で、中国茶が好きでした。
中国茶に火がついたのは、数年前、主人の転勤で中国に駐在したときに中国茶器セットを買い、日常的に中国茶を楽しむようになったことがきっかけです。
中国は広いので、茶器にも茶葉にもいろいろあり、バリエーションが多彩です。
お茶はもともとお薬でしたので、高級茶葉の価格は青天井ですが、そこまで高級でなくても、少し高めの茶葉を使うだけで香りが格段によくなり、癒やし効果が大きく出ます。
今では、高級茶を楽しむための茶芸道具・ふだんの生活で中国茶を楽しむための茶器セット・バーベキューのときなどに野点てを楽しむための持ち歩き用茶器の3セットを使い分けて、日常生活で中国茶を楽しんでいます。
中国では日常的に飲茶
主人の転勤で中国・広東省に赴任したとき、周りの中国人たちは、日常的にお茶を楽しんでいました。
毎週末には親族一同が集まって飲茶を楽しみ、お友達とのランチも飲茶でした。
道端の露天商にも、きれいな茶器セットを扱う人たちがたくさんいて、その露天商たち自身も、自分たちの茶器セットを傍らに置いて、お茶を楽しみながら商売をしていました。
知り合いの中国人から誘われてランチに行くたび、少しずつ飲茶の楽しみ方を覚え、いろいろな茶葉があることを知り、好みの茶葉を見つけ、茶器を買い、気づいたら、かなりはまっていました。
中国茶は日本茶とは全くの別物
キッチンのカウンターに茶器セットと電気ポットを常備して、毎日中国茶を楽しんでいます。
今はウーロン茶・ジャスミン茶・ジャスミン緑茶・花茶の4種類の茶葉がありますので、その日の気分で使い分けていますが、最近のお気に入りはジャスミン緑茶です。
中国の緑茶は、日本茶とは全くの別物で、苦みが少なく透明度が高く、ジャスミンの香りがよく合います。
花茶には透明ガラスのポットを使ったりと、いろいろな茶器を使い分けることも楽しみの1つですが、マグカップに茶葉を入れて、お湯を注ぎ、上澄みを飲むだけでも中国茶は楽しめます。
いい茶葉なら、6煎めくらいまで出ますので、朝1回お茶を淹れたら、1日中おいしく飲めます。
もっと手軽に楽しみたい場合は、ティーバッグでもいいと思います。
ファミリーレストランのドリンクバーにあるジャスミン茶やプーアール茶のティーバッグも、お番茶相当の茶葉にはなりますが、わたしはけっこう好きです。
昔は薬だっただけあって、中国茶のいい香りは、本当に人を癒やす効果が高く、不思議なくらいホッとできます。
ぜひ、もっと日常に取り入れてほしいです。
バーベキューでも茶器セットで野点
中国茶器で中国茶を淹れることで、今までよりも上質な楽しみができた気がします。
忙しくて余裕がない中にも、ホッとする瞬間ができますし、香りに癒やされて、生活の質がよくなりました。
バーベキューやキャンプに行っても、茶器セットを持って行って野点(のだて)すると、何とも贅沢な気分になれますし、公園遊びにも、中国茶を淹れて保温水筒で持って行くと、ちょっと休憩に飲むだけで、疲れが取れてホッとします。
また、昔は薬だったとのことですが、利尿効果が高く、デトックス効果があるのかなという気がします。
利尿効果が高いのは、メリットとデメリットの両面があって、真夏は飲めば飲むほど体内の水分を奪う結果になることもあるようですので、注意が必要ですが、風邪や花粉症の季節などは、体の浄化をすすめる意味でも、いいように思います。
中国茶は、特別なことではなく、あくまで日常生活の質を上げる、ささやかな楽しみです。
最近、中国ドラマにはまっているのですが、ドラマの中でも登場人物たちは、ごく自然にお茶を楽しんでいます。
おいしそうにお茶するシーンを見ながら、いっしょにお茶をいただいています。