フジファブリックの歌詞は全身全霊で作られている

フジファブリックの歌詞は全身全霊で作られている

フジファブリックの「若者のすべて」にハマる

フジファブリックを好きになったのは
最初に音楽配信サイトで「若者のすべて」という曲を
たまたま聞いたのが最初のきっかけです。

なんだか妙に耳に残る曲だなと気になって、
他のフジファブリックの曲も聴いてみました。

そうしたら、全ての曲が素晴らしく、
何度も何度も聞きたいと思いました。

実際に何度も聴きましたが、いまだに飽きません。

曲が素晴らしいと思ったので、どんな人達なんだろうと、
バンドメンバーに対しても興味が出てきました。

インターネットで検索したら、このバンドが大好きな人達が沢山居て、
色々な人がブログなどにこのバンドメンバーのことを
書いているのを知りました。

そのなかに、とても丁寧に、ときに真面目に、ときに面白く、
フジファブリックのメンバーのことをブログに書いている人がいて、
その記事を読んでいるうちに更にハマっていきました。



フジファブリックを音楽配信サイトで知る

遠方の親とテレビ電話するため、エコースポットを買いました。
エコースポットはテレビ電話だけでなく、
音楽も聴けるということだったので、せっかくなので、
音楽配信サイトの月額払いのものに加入しました。

エコースポットは語りかけるだけで音楽をかけてくれるので、
何だかそれが面白くて色々な曲をかけて遊んでいましたが、
そのうちネタが尽きて、「アレクサ、人気の洋楽をかけて」だの、
「アレクサ、人気の邦楽をかけて」だの、
適当にランダムに曲を聴くようになっていきました。

ある時、いつものように「人気の邦楽」をリクエストしたら、
「若者のすべて」が流れました。
それが出会いです。

フジファブリックの全ての曲は全身全霊で作られている

フジファブリックというバンドは
今年でプロデビューしてから15年になります。
バンド結成からは19年になります。

プロデビューから5年目の年のクリスマスに、
バンドの創設者で中心人物だった、
当時のボーカルとギター担当の志村正彦さんが
突然亡くなってしまいました。

この志村さんの書いた曲が、本当にものすごく良いのです。

まず、歌詞がちょっと妙だったり、
ちょっと古めかしかったりするのですが、みんな頭に残ります。

志村さんは1980年生まれで29歳で亡くなってしまっているのですが、
何でその時代の、そんな若い人が、
そんな詞を選ぶのだろうと不思議になるような歌詞が沢山あります。

でも全ての曲が古い言い回しというわけでもありません。

さらにその妙な曲の他に、
「若者のすべて」や「茜色の夕日」という曲など、
とても素直に感動させられる名曲も残しています。

全ての曲が全身全霊で作られている気がするので、
インディーズ版を含めた全てのアルバムが、
さながらベストアルバムのようです。



フジファブリックの曲を是非とも聞いてほしい

志村さんの書いた本や詩集も買って読みました。

この人の30年足らずの人生でやり遂げたことの大きさを思うと、
自分はなんて適当に生きているのだろうかと思い、
これからでもいいから、きちんと生きようと思いました。

また、志村さん亡き後、バンドを続けている残りのメンバー3人にも、
とても良い影響を与えてもらったと思っています。

3人は志村さんのいた頃と比較されながらも、
今もより良いものを作ろうと頑張っていて、
しかも亡きメンバーのこともちゃんと
伝えていくという活動をしてくれています。

私は人に批判されたり否定的なことを言われてもめげない、
揺るがない、何か信念みたいなものを持っているかな、
と考えさせられました。

悲しいけれど、私は人に批判されたら
すぐに意見を変えてしまう人間かもしれない、と思いました。

残りの人生で、揺るがない信念を持てる人間になりたい、
と強く思いました。

是非とも一度、フジファブリックの曲を聴いてみて下さい。