漫画セトウツミは非常に評価が高い!大まかな魅力やあらすじ

漫画セトウツミは非常に評価が高い!大まかな魅力やあらすじ

セトウツミを漫画やアニメが好きな友人からのススメで知った

セトウツミが好きになったのは
アニメや漫画に精通している友人の薦めで、
1巻から8巻まで全巻一気に貸してもらったのがキッカケです。

もともと漫画はさほど好きではなく、
異世界を舞台にしていたり、架空の生物と戦いを繰り広げるような、
ファンタジーのようなストーリーに抵抗を感じるのですが、
本作は二人の男子高校生が織り成す会話の妙を楽しむものなので、
私でもすんなり読むことができました。

友人に薦められた時期、ちょうど仕事がうまくいかず、
思い悩んでいたのですが、このゆるりとした、
それでいてどこかシャープな少年二人のやりとりに、
くすり、と笑ってしまい、肩の力が抜けるようでした。

私とその友人も、この作品の中の少年二人に似た
学生時代を送っていたので、共感もできました。



セトウツミは友人と各シーンに共感できる漫画

漫画セトウツミは、友人とランチの約束をしていたとき、
やけに大きなリュックを背負っているな、と思っていた矢先、
「これ読んでみて」と彼に薦められたことが、出会いでした。

わざわざこんな重い荷物を背負ってまで私に薦めたい作品なのか、
と驚きと興味のまま手をとって、
昼時のカフェレストランでページをめくったのですが、
わずか数ページで思わず噴き出してしまいました。

それから二人で各シーンについてあれこれ言いながら、
周りも気にせず笑ってしまいました。

友人に薦められ、その場でお互いに共感できた
というシチュエーションが、
ハマった要素のひとつだったと思います。

セトウツミのおおまかな魅力とあらすじ

タイトルの『セトウツミ』とは主人公の男子高校生の二人、
瀬戸と内海の名前から取っています。

内海は天才的な知性と感性がある優等生なのですが、
その能力の高さゆえに孤高で、
塾に行く前の時間ひとりで川辺で読書をして時間を潰すのが日課です。

瀬戸は元サッカー部の一年エースでしたが、
先輩に脅されて退部することになり、
ヒマ潰しのために内海のいる川辺に通うようになります。

二人は意気投合し、先輩の悪口や、絵しりとり、トランプやバトミントン、
靴飛ばしなどでヒマを潰す青春を送ります。

実はこの二人、両親が離婚寸前であったり、祖父が認知症だったり、
親に理解してもらえなかったり、となかなか不遇な家庭環境にいるのですが、
それをどこかブラックユーモアにして
やりとりの中にナチュラルににじませているのが、哀愁ある笑いを誘います。

やりとりは基本関西弁ですので、
会話の中に独特なリズムが生まれているのも、
この作品の魅力のひとつと言えます。



漫画セトウツミが非常に評価の高い作品ということに納得

それまで読書というと、自己啓発のようなビジネス本や小説、
業界雑誌くらいだったのですが、
はじめて漫画の面白さに触れることができたような気がします。

二人の放つ台詞のひとつひとつがユーモアにあふれていて、
不思議な斬新さあるのですが、意味の深い言葉も多く、
漫画というもののディープさも感じられました。

私は基本、ラインで人とやりとりするのが苦手だったのですが、
この作品に触れて以来、彼ら二人の口ぶりや言い回しを少し真似て、
友人に意味のないメッセージを送るようになりました。

それでもみな同じような口調で返してくれるので、
人とのやりとりを楽しくさせ、
つながりを少しだけ深くしてくれる力がこの作品には秘められている気がします。

本作は実写化されており、
社会的にも非常に評価の高い作品であることがうかがえます。

凝り固まったストーリーに飽きた方は、
ぜひこの作品を読んでみてください。