チェーンソーマンは社会現象化!感想や考察

チェーンソーマンは社会現象化!感想や考察

チェーンソーマンは社会現象化!感想や考察

昔からのアニメマンガオタクなので、面白いマンガアニメはチェックしています。
やはり『週刊少年ジャンプ』はマンガ雑誌の中で最も面白いとは思いますが、最近『銀魂』の終了など、勢いがなくなっているように感じていました。

マンガ雑誌は購読せず、単行本派です。

そこに家族から『チェーンソーマン』の情報を聞いて、『週刊少年ジャンプ』を毎週全作品レビューしているブログをのぞいてみたら、『チェーンソーマン』が単独記事になっていたので、面白いということは信頼できる情報だと感じました。

そのサイトは『鬼滅の刃』と『チェーンソーマン』が単独記事になっていました。
『鬼滅の刃』は今、アニメ化してすごい人気なのはわかりますが、自分の趣味ではありません。



漫画アプリでチェンソーマンは評判が高い

息子が、「今のジャンプで読んでいるのは『チェーンソーマン』だけだ。他は面白くない。」と言ったのを以前からの聞いていました。
そこに、ニコニコ静画が開催する「次に来るマンガ大賞・コミックス部門」でこの『チェーンソーマン』が二位になったというニュースを聞いて興味を持ちました。

息子に単行本を買っているなら読ませてくれと言ったら、電子書籍だから貸せないと言われました。
随分迷いましたが無料の第一話を読み、マンガ情報アプリの『アル』で調べ、評判が高いので思い切って購入しました。

既刊三巻とまだ追いかけることができる冊数だったのが良かったです。

チェンソーマンの第一話のあらすじと感想

『チェーンソーマン』の第一話は、とにかくいいです。
泣けます。

物語は近未来風の「悪魔」が存在してそれを狩るデビルハンターという仕事があるという設定です。

主人公は親の借金を背負ってデビルハンターをしている少年です。
推定高校生くらいですが自分のことも知らず、教育もなく、バカで、働いてもヤクザに搾取され、パンにジャムを塗って食べるのが夢です。
死にかけた犬型悪魔の「ポチ」を飼っています。

なぜこの物語が人を惹きつけるのか?それは今の若者の心をとらえるからです。
若者は、どんなに頑張っても利口な奴に搾取され、ブラック企業で働いて使い捨てられるだけの人生だと感じているのです。

だから主人公に共感するのです。

今、私が心を惹かれる他のマンガも「ド底辺」や「ブラック職場」がモチーフになっていることが多いです。
主人公はとことんバカなんです。
第一話で斬殺されます。
「ポチ」と一緒に。
その「ポチ」が自分の命を主人公にくれるシーンで滂沱です!



チェンソーマンはアニメ化する!

古参オタクとして断言します。
『チェーンソーマン』はアニメ化します!
そしてメガヒットし『週刊少年ジャンプ』の屋台骨となるでしょう。

今の『週刊少年ジャンプ』の屋台骨の一つに『僕のヒーローアカデミア』があって、世界的にヒットしていてアニメ化もされていて私も大好きなんですが、『チェーンソーマン』は光と影のように『僕のヒーローアカデミア』と真逆です。
従来の、高い目標を持って努力し友情が広がり勝利する世界観を全否定しています。

昨今の若者は、努力しても報われるのは一握りの人間だと知っています。

令和のマンガはド底辺でブラックでバカで無教養で下衆で報われない、それでも、もがき生きる主人公こそが「リアル」なのです!
そして、このタイプの主人公はよほどのストーリーテリングがないと物語として成功しません。

第一話で死ぬ「ポチ」の存在が、主人公の強烈な生い立ちと性格設定が、心に刺さるセリフを突き付けてくるのです。

大人社会は令和の若者の閉塞感をナメてます。
『チェーンソーマン』は社会現象になるかもしれません。