BLコミックを敬遠してけど、目新しさにハマりイライラしなくなれた

BLにハマったのは授乳期のイライラから逃れるため

子供を出産し、終始授乳や寝かせつけで、一人になる時間はほとんどありませんでした。
授乳中や寝かせつけ中は、母親は特にやることがありません。
特に、寝かせつけは、子供が寝るのを待つだけの時間なので、子供が思うように寝てくれないと、とてもイライラします。

そもそも、一日3時間おきの昼夜問わずの授乳が続いている時期なので、寝不足もひどく、些細なことでイライラしてしまいます。
子供がなかなか寝てくれなくても、何とかイライラしないで済む方法はないか、と思い、いろいろ試行錯誤するようになりました。
授乳中は両手を自由に動かすことすらままなりません。
寝かせつけも、添い寝でないと寝ないので、やはり両手が自由にはなりません。

そこで、携帯をいじって時間を潰しながら授乳や寝かせつけするようになりました。

ネットサーフィンをするうちに、コミックサイトの広告に目が行き、そこからコミックサイトで漫画を読み漁るようになりました。
その中で読んだ1冊が、たまたまＢＬでした。

今まで敬遠してきたジャンルでしたが、読んでみるととても面白くて、そこから一気にＢＬにはまってしまいました。

携帯でコミックサイトにハマる

Yahoooニュースなどでネットサーフィンをしていると、度々コミックサイトの広告を目にするようになりました。
ある時気が向いて、コミックサイトに訪れてみると、無料で様々なコミックが読めることを知り、それからは暇さえあればコミックサイトで漫画を読み漁るようになりました。

そのうちに、なんとなく読んだ漫画がたまたまBLでした。BLを読む前はなんとなく敬遠していましたが、読んでみるととても面白くて、あっという間にはまってしまいました。

元々BLを敬遠していたけど、目新しさに魅かれてしまった

BLは、言わずと知れた、男性同士の恋愛の物語です。
近年では、「おっさんずラブ」などドラマでもBLを扱い、高い支持を得て、今や市民権を得ているジャンルです。

しかし、BLを敬遠する人（特に男性）は、「気持ち悪い」などと言って、避けている場合も多いです。

かく言う私も、ジャンルの存在は知りつつも、「なんとなく受け付けがたい」と思って敬遠してきました。

しかし、一度読んでみて、そのイメージはがらりと変わりました。まず、BLはSEXシーンなどが多いものの、基本的には純愛ものが多いです。

「世間的には男同士の恋愛は受け入れられない」「相手に好意を伝えても拒絶されるかも」「好意を伝えたら、周囲に自分がゲイであることがバレて、いじめを受けるかも」などといった葛藤を経て、奇跡的にも相手に受け入れられ、結ばれる、といった展開が多いです。
現実世界ではほぼ起こり得ない展開かもしれません。

それでも、女性たちがBLにはまってしまう理由の一つとしては、男女の恋愛ストーリーがいかに工夫を凝らして発表されようとも、子供の頃から娯楽に囲まれた世代には、正直飽き飽きだ、ということがあげられます。
目新しさがない。

その点、「世間の目や相手が受け入れてくれる可能性が0に等しいという困難を乗り越えて結ばれる同性同士の恋愛」は、とても目新しいのです。

女性にとって、男性同士が恋愛する世界は、自分が存在する現実からは程遠いために、どんな展開も目新しく感じてしまうのです。

しかし、男女の恋愛となると、急に自分の存在する世界に近くなってしまい、例えば、冴えない独身アラサー女性が年下イケメンと恋に落ちる展開などは、現実には起こり得ないとわかり切ってしまい、「そんなもの、ありえないよ」と興ざめしてしまうのです。

また、SEXシーンについても、これが男女だと、急に生々しく感じられてしまいますが、男性同士だと、自分の世界からかけ離れすぎて生々しさが感じられず、純粋に美しい描写に感じられてしまうのです。

男女のSEXだと、愛情の果てのSEXであっても、なんとなく欲望の匂いがしてしまう。

それが男性同士だと急にメルヘンになってしまい、愛情を交わし合った末の最高級のコミュニケーションに感じられてしまうのです。

それゆえに、SEXシーンが多かったとしても、嫌悪感なく読めてしまうのです。

BLコミックでガス抜きできてイライラ解消

BLコミックを読み漁るようになるまでは、単行本の小説を読んだり、ネットサーフィンをするくらいで、子供に対するイライラはさして紛れることはありませんでした。

それが、どハマりするジャンルを得たことで、日々のイライラが激減しました。

また、自分の生活を冷静に振り返る余裕ができ、子供に向き合い過ぎていたことを感じました。
今は、育児の合間にもちょいちょいコミックサイトを訪れ、漫画を読み、日々のストレスのガス抜きをするようにしています。

そうすることによって、子供や夫に怒りを爆発させることが激変しました。

イライラしていると、視野がどうしても狭くなり、上手い生活のやりくりができなくなります。
イライラが減ったことで、程よく手を抜いて生活する方法を考えられるようになりました。

BLに対して、ちょっと近寄り難いなどと感じている人がいたら、ぜひとも試しに読んでみてほしいです。
おすすめの作家さんは、山本小鉄子さん、寿たら子さん、佐藤千鳥さんなどです！